気持ちのコントロール

教育

新年度が始まって約2か月。

我が家の子どもたちも慣れてきたなと安心できるなと思う部分と、梅雨の時期が近づき、気圧の変化もあるため、感情のコントロールが難しくなってくる季節でもあります。

感情をうまく言葉にできない、うまく表現できないからこそ起こる憤りを違った形で表現する時期でもあります。

そんな子どもの感情のコントロールに必要な項目について今回は考えていきたいと思います。

  1. 感情の認識と表現:
    • 幼児には、自分自身や他の人の感情を認識することを学ぶ機会を提供してください。感情の名前や表現方法を教え、模範となるように自分自身の感情を示してください。
    • 幼児が感情を表現する場を提供しましょう。感情を話す、描く、表現するための遊びやアクティビティを取り入れることで、感情をコントロールする手段を育てます。
  2. 感情の受容と理解:
    • 幼児の感情を受け入れ、理解することが重要です。彼らが感情を表現したときに否定的な反応を示さず、共感や理解を示しましょう。
    • 幼児には、感情がどのように起こり、どのように変化するのかを理解する機会を提供してください。本や絵本を使って感情に関する話題を取り上げるなど、感情についての対話を通じて彼らの理解を深めます。
  3. 自己規制の促進:
    • 幼児には、感情を自己規制する方法を教えることが重要です。感情が高まった時には、深呼吸やリラックスの方法、物事を冷静に考えるための時間を与えるなどの自己規制の戦略を身につけさせましょう。
    • ポジティブな行動や解決策の見つけ方を教え、感情的な状況で冷静な判断をする手助けをします。
  4. 社会的なスキルの発達:
    • 幼児には、感情を他の人と共有し、他の人の感情に配慮するスキルを育てることが重要です。共感や思いやりの表現を模範として示し、他の子供たちとの相互作用を通じて社会的なスキルを発展させましょう。
    • コミュニケーションの重要性を教え、感情を適切に伝える方法や他の人の感情を理解する方法を身につけさせます。
  5. ポジティブな環境の提供:
    • 幼児が感情のコントロールをするためには、ポジティブな環境を提供することが重要です。
    • 安定した日常生活を確保し、予測可能なルーティンやルールを設けることで、幼児が安心感を持ち、感情の安定を促します。
    • 幼児の感情に対して積極的で支持的なフィードバックを提供しましょう。褒め言葉や励ましの言葉を使い、彼らの努力や達成に対して肯定的な関心を示します。
    • 幼児が適切な遊びやリラックスの時間を持つことが重要です。ストレス発散や感情のリセットに役立つ運動や創造的な活動を取り入れ、心身のバランスをサポートします。

これらの項目に留意しながら、幼児の感情のコントロールをサポートすることが大切です。

しかし、幼児の発達は個々に異なるため、柔軟性を持って彼らの成長段階やニーズに合わせたアプローチを取ることも重要です。

我が家においても兄弟で異なる性格のため、どっちが可愛いとかそういったことではなく、同じことをしても違った対応をすることがあります。

もちろん同じ対応をすることもありますが、このように、一人一人に応じた自分なりの対応があるということ自体が必要不可欠なことだと思います。

なかなか難しいことかもしれませんが、それぞれに合ったことをやろうとすることは、その子自身について個別に考えることにつながり、子どもにとっても、「わかってくれている」「見てくれている」といった安心感にもつながるのではないでしょうか。

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