主体的で対話的な深い学び

教育

自分が学生時代に指導してもらったり、大人になってから指導する立場になったりする中で、自分の中で何かもやがかかった状態がずっと続いていました。

特に好きなサッカーを教えるにあたって、”楽しい”、いや、”夢中になる”ってことに関して非常に大切に思っていたことを覚えています。

指導していて、他の指導者が子どもの様子を見て、

「楽しそうやね。子どもらがイキイキしているわ」などと評価してもらうことがありました。

ただ、その正体がわからず、漠然としていましたが、今日教育において、

「主体的で対話的な深い学び」という評価の観点が加えられて、どこか腑に落ちたような気がしています。

今回は、この「主体的で対話的な深い学び」について考えていきたいと思います。

  1. 主体的な学び: 主体的な学びは、学習者が自ら学習の目標を設定し、自己の興味や関心に基づいて主体的に学習に取り組むことを指します。具体的な特徴は以下の通りです。
  • 学習者が自ら問いを立て、課題を解決するための戦略を考え、自己評価を行います。
  • 教師は学習者の興味や能力を引き出すための適切なサポートを提供し、自己の学習プロセスを促進します。
  • 学習者は自己の意見やアイデアを表現し、自己の学びの進展に責任を持ちます。
  1. 対話的な学び: 対話的な学びは、学習者同士や教師との対話を通じて学びが行われることを意味します。以下に対話的な学びの特徴を示します。
  • 学習者は他の人とのコミュニケーションを通じて、異なる視点やアイデアを理解し、共有します。
  • グループディスカッションやディベート、協働的なプロジェクトなど、対話的な学習活動が取り入れられます。
  • 教師は学習者の意見や考えを尊重し、議論やディスカッションを通じて深い学びを促進します。
  1. 深い学び: 深い学びは、単なる情報の受け渡しや暗記に留まらず、理解や洞察、応用が求められる学びを指します。以下に深い学びの特徴をまとめます。
  • 学習者は単なる事実の記憶だけでなく、概念の理解や関連する知識の統合を行います。
  • 問題解決や批判的思考、創造的なアイデアの発展など、高次の認知スキルを活用します。
  • 学習者は自己の学びを他の分野や現実の問題に応用し、実生活での意義や価値を見出すことを目指します。
  • 教師は知識の深さや複雑さに合わせた質問や課題を提供し、学習者の思考を深めるサポートをします。

以上が、学習指導要領に示される「主体的で対話的な深い学び」の要素ごとの特徴です。これらの手法を活用することにより、学習者はより意欲的に学習に取り組み、より深い理解や能力の発展を促すことが期待されています。

自分なりに要約すると「自ら率先して、色々な視点から、ある事象において考察する」ということかなと思っています。

指導者は、その状態に持っていくために、今までとは異なるアプローチをする必要があるのではないかと考えています。

馬鹿にされるかもしれませんが、もしかしたら、教育において、モチベーションを上げるための声掛けなども手立ての一つとして注目される日が来るのかなとも思っています。

すでに注目されていたらすみません。そんなことを考えています。

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