教育の目標

教育

前回のブログで、教育の目的について考えたので、今回はさらに教育の目標について考得ていきたいと思います。

それでは早速、教育基本法からさらっと見てみたいと思います。

第二条 教育は、その目的を実現するため、学問の自由を尊重しつつ、次に掲げる目標を達成するよう行われるものとする。

1.幅広い知識と教養を身に付け、真理を求める態度を養い、豊かな情操と道徳心を培うとともに、健やかな身体を養うこと。

2.個人の価値を尊重して、その能力を伸ばし、創造性を培い、自主及び自律の精神を養うとともに、職業及び生活との関連を重視し、勤労を重んずる態度を養うこと。

3.正義と責任、男女の平等、自他の敬愛と協力を重んずるとともに、公共の精神に基づき、主体的に社会の形成に参画し、その発展に寄与する態度を養うこと。

4.生命を尊び、自然を大切にし、環境の保全に寄与する態度を養うこと。

5.伝統と文化を尊重し、それらをはぐくんできた我が国と郷土を愛するとともに、他国を尊重し、国際社会の平和と発展に寄与する態度を養うこと。

目標に沿って教育の実践が行われていますが、昨今問題視される新たなテクノロジーについてやお金の問題についての言及は行われていない。

そもそも、この教育基本法を変えないことには、日本の教育を変えることは難しいのか、それとも他に良い方法があるのか、何が足りなくて、何が必要なのかを考えていきたいと思います。

  1. テクノロジーへの適応力の育成: 現代社会ではテクノロジーが急速に進化しており、デジタルリテラシーや情報技術のスキルが求められます。学生には、情報の収集や分析、効果的なコミュニケーション方法、情報セキュリティの意識など、テクノロジーへの適応力を養う教育が必要です。
  2. クリティカルシンキングと問題解決能力の育成: 情報が溢れる現代社会では、情報を正しく評価し、問題解決能力を持つことがますます重要です。学生には、クリティカルシンキングや批判的思考を養う機会を提供し、複雑な問題に対して主体的に考え、解決策を見つける能力を育む必要があります。
  3. ファイナンス教育: 経済やお金に関する知識とスキルは、個人の生活や社会参加において不可欠です。学生には、予算管理、投資、貯蓄、借金管理などの基本的なファイナンス教育を受ける機会を提供し、個人の経済的な健全性を育むことが重要です。
  4. グローバルな視野と異文化理解: 国際社会とのつながりがますます深まっている現代において、異文化理解や国際協力の能力は重要です。学生には、異文化に対する理解を深めるための教育や、国際交流プログラムの充実などを通じて、グローバルな視野を育む機会を提供する必要があります。
  5. デジタルリテラシーと情報セキュリティの育成: テクノロジーの進化に伴い、デジタルリテラシー(情報の収集や評価、オンラインプライバシーの保護など)がますます重要となっています。学生には、情報の正確性を判断する能力やセキュリティ意識を高める教育を提供し、デジタルな環境で安全かつ効果的に活動できるスキルを身に付けることが求められます。
  6. イノベーションと創造性の育成: 将来の社会や産業の発展には、イノベーションと創造性が不可欠です。学生には、問題解決能力やアイデアの発想力を養い、新しいアプローチや発明を生み出すための教育を提供することが重要です。
  7. 持続可能な開発への理解: 環境問題や持続可能な開発への取り組みは、現代社会の重要な課題です。学生には、地球環境への責任やエネルギーの効率的な利用、廃棄物管理などに関する教育を通じて、持続可能なライフスタイルや社会への理解を深める機会を提供することが必要です。

以上のような目標を追加する必要があると考えます。

とここで、自分の力が及ばないことを嘆いていても仕方がないので、1~7に挙げた点も含めて、自分が及ぶ範囲内で伝えていければ、教育の中で差別化を図りながら、時代に応じた教育や普遍的な教育に至るまで、伝えられるのではないかなと思った次第です。

温故知新、「ふるきをたずねてあたらしきをしる」。教育もアップデートしながらよりよくを個人個人が目指すことがこの時代の速度感では、必要なことなのかと思いました。

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