いつも迷わしい問題だなと思いながら、迷いながら、反省しながら子どもと向き合うことは多々あることだと思います。
我が家においては、母が甘える対象、父は怒ったり、楽しんだりする対象として子どもたちは捉えていると感じています。
一応バランスは取れているとは感じていますが、実際甘える方が良いのか、怒る指導は必要なのか今回は考えていきたいと思います。
まずは、甘えることは子どもにとって必要なのか?
甘やかすことが子供にとって必要なのかどうかは、意見が分かれる問題です。いくつかの視点を考慮する必要があります。
一つの視点では、甘やかすことは子供にとって有益ではないと主張されます。この立場では、甘やかすことは子供が責任感や自己制御を欠如させ、将来的には問題を引き起こす可能性があると考えられます。子供が常に自分の欲求や要求に応じられる環境で育つと、他人のニーズやルールに対する理解が不足し、社会的なスキルや対人関係に問題が生じる可能性があります。
他方、甘やかすことが子供にとって必要な場合もあります。子供は愛情や支援を必要としており、時にはゆるやかな指導や理解を示すことが重要です。子供が安心感や信頼感を得られる環境で成長することは、自己肯定感や自己価値感の形成に役立ちます。また、一時的な甘やかしは、子供がストレスや困難に対処するためのリソースを蓄える機会を提供することがあります。
最良のアプローチは、甘やかしと適切な指導・規制のバランスをとることです。子供には、自己制御や責任感を培う機会を与えつつ、同時に愛情やサポートを提供することが重要です。親や保護者は、子供の成長段階や個別のニーズに応じて、適切なガイダンスやルールを提供する必要があります。
ただし、注意点として、個々の子供には異なるニーズや性格がありますので、一概に甘やかすかどうかを判断するのは難しいです。親や保護者は子供とのコミュニケーションを大切にし、子供の発達や幸福について常に注意深く観察する必要があります。
次に怒ることは子どもにとって必要かどうか?
一つの視点では、怒ることは子供にとって必要だと主張されます。怒りの感情は、子供が自己制御や社会的なルールを学ぶための重要な役割を果たすとされています。怒りを経験することで、子供は他人の感情やニーズを考慮すること、自分の行動の結果に対して責任を持つことを学ぶことができます。また、怒りは時に、子供が自己を守り、自己主張するための力を与えることもあります。
しかし、怒ることが必要かどうかは、その方法や程度によっても異なります。怒りを表現する方法には、建設的な方法と破壊的な方法があります。建設的な怒りの表現は、子供に対して適切な行動やルールを教えるための指導の一部として機能します。一方、破壊的な怒りの表現や過剰な怒りは、子供の自尊心や感情的な健康に悪影響を及ぼす可能性があります。
したがって、親や保護者は怒りを感じることは自然であり、子供もそれを理解する必要があると同時に、怒りを適切に表現し、管理する方法を教えることが重要です。例えば、冷静になるための方法や感情の制御法を教えたり、問題解決やコミュニケーションスキルを育むためのサポートを提供したりすることが役立ちます。
最終的には、子供の個別のニーズや発達段階を考慮しながら、怒りという感情を適切に理解し、扱う方法を見つける必要があります。子供にとっては、適切な指導やモデリングを通じて怒りを理解し、建設的な方法で表現することが重要です。
我が家において、子どもたちに怒る時は、必ずその理由を聞くことを徹底しています。癇癪を起した際にもその理由は何か聞いて、徹底的に話をします。
理由に納得できなかったり、筋が通らない場合は、次はどのようにしたら良いか一緒に考えるようにしています。
2回同じ失敗を繰り返すことを気をつけたり、こちらがなぜ怒っているのか理解したりできています。
もう1つ大切にしているのは、感情をストレートに伝えることです。褒めるのは、上からだとか色々な本でよく目にしますが、感情をストレートに伝えるのは、すごいと思ったことをそのまま伝えるということです。その行いが良かろうが悪かろうが、子どもの行動を褒めることでコントロールすることはせず伝えることは非常に大切なことだと考えています。
完全な教育とはなかなかないとは思いますが、変わろうと努力し続けることが親にとって一番良い心構えではないかと思います。
そのポリシーを胸に、今後も子育てを楽しんでいければと思っています。
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