1.結果どうなれば良いのかを意識する。
子どもが問題行動をした場合、どういうアプローチをすればいいのか、それが一番の悩みどころです。
例えば、独り言の多い子どもがいる場合、「静かにしなさい」と注意することもできます。
しかし、この問題には大人の関わり方が大きく関わっており、結果どうなってほしいのかを明確に持つことが重要だと思っています。
大人が行うアプローチは、自分自身を変えることができる唯一の方法です。
そのため、この段階でのアプローチの質が非常に重要だと考えています。
よく言われていることですが、大人が行うアプローチに「おもしろみ」というものを取り入れることで、大人と子どもの関係性を改善することができます。
2.おもしろみとは
私は、この「おもしろみ」とは、子ども自身が主体的にコミュニケーションを開始する行動だと考えています。
例えば、「静かにしなさい」と言う場合には、子どもが泣いたり、ふてくされたり、聞こえてないふりをしたりすることがあります。これは、反応に過ぎず、主体性や考える行動といったものは見られません。
しかし、「独り言をマネする」や「独り言の世界に入り込む」というアプローチをすれば、子どもが反応を返してくれます。「マネしないで」と注意されることもあるかもしれませんが、ここにおもしろみがあります。
人間は、一人では生きていけない動物です。そのため、こうしたおもしろみをたくさん経験した子どもたちは、コミュニケーション力を高めて成長していくのではないかと考えています。
私は、こうした子どもたちに育ってほしいと思いながら、今日も子どもたちと携わっていきたいと思います。
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