チームの問題

チームにおいて、問題提起した人がしばしばその問題の原因になっていることはあると思います。

そういう時に良くないことは、問題に対して向き合わないことや自分のせいではないと言い切ってしまうことだと思います。

そういう時に日本人の気質としては、知らぬが仏、触らぬ神に祟りなし、問題を放置する傾向にあると思います。

最近そういった問題によく行き詰るので、この機会に考えてみたいと思います。

問題提起者が問題提起したことが問題の原因だった場合、以下の項目を考慮して対処することが重要です。

原因の分析: 問題の原因を明確に特定するために、チームメンバーと共に原因の分析を行います。問題提起者自身も含め、関係者との話し合いやデータの収集を通じて、問題が発生した背景や要因を明らかにします。
責任と認識: 問題提起者に対して、問題の原因に関する責任を共有し、認識させることが重要です。問題提起者が問題の原因であったことを理解し、責任を受け入れることで、解決策を見つける意欲や貢献意識を高めることができます。
チーム全体の学びと成長: 問題提起者とチーム全体が、この経験から学び、成長する機会として捉えることが重要です。問題提起者は、自分の行動や意図が問題の原因となったことを認識し、今後同様の問題を回避するための学びを得る必要があります。また、他のチームメンバーも、問題解決のために積極的に貢献し、互いの成長を支援することが求められます。
コミュニケーションと信頼の構築: 問題提起者とチームメンバーとの間でオープンで透明なコミュニケーションを促進し、信頼関係を築くことが重要です。問題提起者が自身の役割や行動について正直に話すことができる環境を作り、他のメンバーも受け入れる姿勢を持つことが必要です。
問題解決のプロセスの改善: チーム全体で問題解決のプロセスを見直し、改善する機会と捉えましょう。問題提起者が問題の原因であったことから得られた教訓を活かし、将来の問題を予防するための手順やチェックリストの導入など、プロセス改善に取り組むことが重要です。

責任と結果の修復: 問題提起者が問題の原因だった場合、その結果によって生じた損失や影響を修復するための対策を講じる必要があります。問題が他のメンバーや利害関係者に与えた影響を最小限に抑えるために、迅速かつ適切な対応策を取りましょう。
チームのサポートと共感: チーム全体が問題提起者をサポートし、共感を示すことが重要です。問題提起者が自己評価やモチベーションの低下を感じる可能性があるため、他のメンバーが支える姿勢を持ちましょう。適切なフィードバックや励ましを通じて、問題提起者が成長し続けることを促しましょう。
学習文化の構築: チーム全体で学習と改善を重視する文化を構築することが重要です。問題提起者の経験を活かし、類似の問題を未然に防ぐためのシステムやプロセスを確立することに努めましょう。また、チームメンバー全員が問題を共有し、協力して解決策を見つける習慣を養うことも大切です。

以上の項目を考慮しながら、問題提起者が問題の原因だった場合に対処することで、チーム全体の成長と問題解決能力の向上を促進できます。

問題提起した人に関しても、チームを変えたいと思って問題提起していることも考えると、その想いを考えてやはり、チーム一人ひとりが問題に対して真摯に向き合うことがよりよくなっていくことだと思います。