最近、次男はハードルとラダーに取り組んでいる。
次男の走り方は、ひと言でいうと「どたどた」だ。一歩一歩が重たくて、地面を踏みしめるたびに音がしそうな走り方をする。本人は全力なのだけど、そのぶん、スピードにはなかなかつながらない。
昨日は、ハードルの間隔を少し広げて、足をしっかり上げながら跳ぶように越えていく課題ができなかった。足が上がりきらずに引っかかったり、踏み切りが合わなかったり。その「できなかった」状態から、今日はできるようになっていた。
昨日できなかったことが、今日できている
子どもの成長は、ゆっくり積み上がっていくものだと思っていた。実際、リフティングのように、週単位で見てやっとわかる変化のほうが多い。
でも、たまにこういう日がある。昨日まで引っかかっていたものが、一晩明けたらすっと越えられている。多分、昨日の時点で体の中では何かが準備されていて、それが今日たまたま表に出てきたんだと思う。昨日のできなかった時間も、ちゃんと今日につながっていたんだろうな、という気がする。
「大股」を「細かく」に変えただけで
もうひとつ気づいたのが、走り方そのものの変化だった。
次男は、特に加速するときに大股になる。速く走ろうとするほど一歩を大きくしようとして、それがどたどた感の正体になっているように見えた。そこで、もっと細かく刻んで走るように伝えてみた。
すると、どたどた感がなくなった。足の回転が上がって、体が前に進んでいく感じが出てきて、見ていて明らかに速くなったように感じた。計測したわけではないので、あくまで見た目の印象だけど、走りの質が変わったのは間違いないと思う。
速く走ろうとして大股になるのは、多分子どもにはよくあることで、大人でもわりとやってしまう。頑張り方の方向が少しずれているだけで、伝え方ひとつで修正できることもあるんだなと、あらためて思った。
ボールを持つと見えてきた、もうひとつの成長
イントラップから、足をつかずにアウトへ
ボールを使った練習でも、変化があった。インサイドでトラップしてから、足を地面につかずにそのままアウトサイドで運ぶ動作が、身についてきた。
一度足をついてしまうと、どうしてもワンテンポ遅れる。その一瞬の差が、相手に寄せられる時間になる。足をつかずにつなげられるようになったのは、地味だけど、実戦ではかなり大きい気がしている。
どこに運んで、どこで打つか
シュートでは、運ぶ位置の理解が少しずつ身についてきた。どこにボールを置いて、どこで打つか。
今日良かったのは、軸足が無理をしない位置にボールを運んでから、シュートを打てていたことだ。これまでは、ボールがあるところで無理やり打ってしまう場面が多かった。打つ前の「運ぶ」の段階で、もうシュートの準備が始まっている。その感覚が、次男の中に少しずつ入ってきているのだと思う。
たまには、次男だけを見てみる
振り返ってみると、このブログでは長男のことを書くことが多かった気がする。上の子のほうが、課題も伸びしろも目につきやすいからかもしれない。
今回は、たまには次男に集中して見てみようと思っていた。そうやって一人に絞って見てみると、ハードルも、走り方も、トラップも、シュートも、細かいところで小さな前進がいくつも重なっていた。普段、兄の陰に隠れて見落としていたものが、案外たくさんあったんだと思う。
翌朝、散歩に誘われて
翌日の朝、次男から散歩に行こうと誘われた。
歩いていると、次男が突然、ふるさと納税に行かないのかと聞いてきた。ふるさと納税は、どこかへ出かけていってするものではない。話を聞いていくと、どうやらお賽銭のことをふるさと納税だと思っていたらしい。
言われてみれば、どちらもお金を納めて、何かが返ってくるのを期待するものではある。片方は返礼品で、片方はご利益。6歳の頭の中で、その二つがひとつの箱に入っていたのだとしたら、あながち間違いとも言い切れない気がする。
それにしても、朝の散歩でいきなりふるさと納税を持ち出してくる6歳は、なかなかいないと思う。ハードルを越えた翌朝にこれを言われると、この子はもしかすると大物になるのかもしれない、という予感がした。根拠は特にない。
前の日にグラウンドで見た小さな前進と、朝の散歩で聞いた渋い勘違い。どちらも、次男に集中していなければ、きっと聞き流していたと思う。たまには、こういう見方をしてみるのも悪くない気がしている。


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