先日、近所の子を、うちの子たちと一緒にサッカースクールの体験に連れて行った。
その子は小学3年生。お世辞にもうまいとは言えない。ただ、サッカーが好きだというのは、去年少しの間コーチとして見ていたときから、ずっと気になっていたことだった。うまいわけじゃないのに、なぜかずっと気にかかっていた。多分、そういうことなんだと思う。
## うまさより先に見ているもの
コーチとして子どもを見るとき、僕が結局いちばん気にしているのは、技術の高さより「サッカーにどれだけ向き合っているか」「どれだけ好きか」ということな気がしている。うまい子はもちろん目を引くし、伸びしろも感じる。でも、好きという土台がない子は、ある地点から先、あまり伸びていかない印象がある。逆に、うまくなくても好きが強い子は、遅かれ早かれ、どこかで化ける気がしている。
その子は、まさにそのタイプなんだと思う。今も変わらず人が良くて、サッカーが好きで、月・水・金には一緒にボールを蹴っている。うまさで言えば、まだまだこれからだと思う。それでも、一緒に蹴っている時間の中で、この子が本当に楽しそうにしているのは、見ていてよくわかる。
## 基礎練習が、この子には効いてくる気がする
体験に連れて行ったスクールは、リフティング、コーンドリブル、1対1といった基礎を中心にしたメニューだった。派手さのある練習ではないし、正直、地味だと感じる子も多いと思う。飽きて集中が切れる子も、きっと出てくる。
でも、好きという土台がある子にとっては、この手の反復練習こそ、じわじわ効いてくるものなんじゃないかと思っている。好きだからこそ、地味な繰り返しにも耐えられるし、耐えられるからこそ、基礎が体に入っていく。うまくなるかどうかは、正直まだわからない。ただ、向き合い方という意味では、この子はすでに合格点を持っているんだと思う。
## 結果はまだ、何も出ていないけれど
これから先、その子がどう伸びていくかはわからない。うまくなるかもしれないし、思ったより時間がかかるかもしれない。ただ、去年コーチとして見ていたときから変わらず、人の良さとサッカー好きを持ち続けているというだけで、僕はこの子の今後が単純に楽しみだと思っている。
うまさは、後からついてくるものなのか、それとも別の話なのか。正直まだ答えは出ていない。それでも、月・水・金に一緒にボールを蹴っているこの時間が、この子にとって何かの土台になっていたらいいなと、勝手に思っている。


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